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ホルモン補充療法を長年やる意味

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ホルモン補充療法をやっておられる方は多いです。

当店にご相談いただく方でも多くの方が経験されておられます。

更年期障害でホットフラッシュがつらいと言えば、ほとんどの場合は

エクオールなどの「健康食品」か、「ホルモン補充療法」、もしくは加味逍遙散などの「漢方療法」と相場が決まっています。

でもこれを違う言い方でいえば、「もしなかなか良くならなくても、ずっとそれらを続けている」というケースも非常に多いのでしょう。

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そんな中で、健康食品や漢方はリスクはあまりないですが、ホルモン補充療法は意見が分かれるところです。

病院によっては、「まったく大丈夫」、「2年くらいまでしかやらない」などいろいろな見方があるようですね。

 

今回は、ホルモン補充療法について、筋腫や乳がんになるかも?などといった「リスク」という意味ではなく、ちょっと違った見方で気になる点についてお話ししたいと思います。

 

偶におられるのですが「もう何年もホルモン補充療法をやっている」方がおられます。それこそ、5年とか、7年とか、10年とか(!)・・・

もちろん改善が思わしくないから、他の手段としてうちにご相談されるのですが、そういうご相談を繰り返す中でこんな考えをもつようになりました・・。

 

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ホルモンを補充すれば、ホットフラッシュは軽くなります。しかし、「次第に効かなくなる。それでもしないよりはましなので長年続けている」、といった場合、実は「ホルモンのたび重なる補充が、症状の治癒を遅らせているのではないか?」と思うようになりました。

なぜなら、どういう形であれ、7年とか、10年とかホットフラッシュがで続けているということは本来おかしなことなのです。人間には適応性、順応性というものがあります。どのような環境でも体はその刺激にやがて慣れていき、いいように落ち着いてくるものです。

 

更年期障害を感じた当初は「エストロゲンの不足」→「不足を補う脳と神経の反応」という仕組みが働き、症状が出てきます。そこに「(人工)エストロゲンを補充」することで、症状が改善します。

しかし、長年それを繰り返していると、「補充した(人工)エストロゲンが体内でなくなる」ということ自体がスイッチとなり、また脳と神経が興奮して症状が出てしまうのではないか?と思うんです。

もちろんニワトリとタマゴのような”つらさ”と”改善”の関係ではありますが、常にそういう刺激(補充)をすることで脳がそのしくみを覚えてしまい、結局は慢性化させているのではないか?と思っています。

 

つまり「常に補充しているからこそ、足りないことへの反応をする仕組み(ホットフラッシュ)を働かせている原因にもなっている」ともいえるのではないでしょうか?

 

ある程度の年齢になれば、閉経によりホルモンが減ってしまうのは自然の理です。もちろんつらいがゆえにある程度の期間は補充するのは仕方がありません。しかし、長きにわたり補充し続けているのは、むしろ治癒を遅らせているような気がします。

 

現代医学を考えるとき、自然治癒力を使わないで症状を改善させるやり方は、こうした因果関係が必ずといってよいほどついてきます。

生命を左右するような病気でない限りは、なるべくなら自然治癒力も使って治してあげてください。

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