エクオールという成分をご存知でしょうか？
これは大豆から作られるイソフラボンというエストロゲンに似た物質をより体に有効なエクオールという形にしたものです。
大豆のイソフラボンは腸内で腸内細菌によりエクオールという形になって吸収されるとエストロゲンのような作用があります。
しかし、腸内細菌が活性化していないとエクオールは体内で作られません。日本人では、半分の人がエクオールを体内で作れないそうです。
そのようなわけで、あたかもホルモン補充療法のようなイメージでエクオールの入ったサプリや健康食品が飲まれています。
しかしこのエクオールを標榜した商品は皆が同じ内容かというとそうでもありません。
中にはエクオールが入っていないにもかかわらず、パックに「エクオール」と印刷して撃っている商品もあります（⁉）。また有効成分量の1/10程度しか入っていないものあります。よくよく選んでくださいね。
さて、そのエクオール。大変素晴らしい成分ではありますが、「飲んでいるけどあまり効果かない気がする・・」といったお声も耳にします。
そのような方はとりあえずは次の２つのケースが考えられると思います・・。
①飲んでいる商品のエクオール含有量が足りない。
②エクオールによるエストロゲン作用だけでは解決の切り札にならない。
などが考えられます。
そのようなときは、
①の解決策→「ソイチェック（エクオール産生能力の有無の判定検査のキット）」などして、エクオールが体内でつくれないと分かれば、含有量の多い商品に切り替える。またもし作れるなら他の方法も試す。
②の解決策→恐らく、エストロゲン以外の原因、つまり脳と神経の興奮度合いが強いはずですから、それらの興奮を鎮めるやり方も併用する。
など対策を講じてみてくださいね！