前回
の続きです。
子宮筋腫や乳がんリスクのある方の更年期障害対策は
「エストロゲンの量」からちょっと視線をずらしてみましょう。
それは量だけの問題ではなく、流れの問題です。
漢方では、量の問題は「補腎」、流れの問題は「活血」といいます。
下の図を見てみましょう。
例えば、子宮内の血流がスムースであると、流れてくるエストロゲンももちろんスムースに流れますよね。そうすると組織の方ではエストロゲンがキャッチしにくくなり、エストロゲンのリスクが減らせますよね。
このように、エストロゲンにリスクのある症状というのは、
①多いとか少ないとか、エストロゲンの量の問題
②血流が悪くてエストロゲンがたまっていないか?など流れの問題
というの大きな2つの問題があったわけです。
そこを現代医学では「量の問題」しか見ずに、またその問題だけで解決をしようとするから、矛盾があったり、その他の解決策がでてこなかったわけです。
最後にまとめますと・・・
「子宮がんや子宮筋腫のある方の更年期障害対策」は、まずはなにより「活血が大事」だということを知ってくださいね。
水流に勢いがあれば、水はきれいになり、酸素も豊富で生き物もイキイキ!
血流だって全く同じ話です。