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一般的な「薬」と「漢方薬」との効き方の違い

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 一般的にというのは、病院からもらった治療薬やドラッグストアで売っている痛み止めなどの市販薬のことをいいますよね。

 

こうしたは合成された化学成分からできています。だたら当然ながら目的となる薬効が明確です。

一方、漢方薬は植物や動物などを使っています。

天然のものなので成分は完璧には把握できません。また更に漢方薬としては生薬が組み合わさっているのでもっとわかりません。

 

だから、効き方も違って当たり前なのです!

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一般的なは、体内で不足した成分を補ったり、体内の異物をやっつけたりして効果を発揮します。これは厳密に言えば、その過程において「成分が主役」です。いわば他動的といってもいいでしょう。

 

一方、漢方薬はそれらの成分が直接効くこともありますが、何より大事なのは、

異常となった細胞を時間をかけて正常化に傾け、今度は正常化した細胞が正常な活動をし始めることで改善する。という役割を果たします。

つまり「異常な細胞が主役」です。いわば自動的といってもいいでしょう。

 

この違いは何か?というと、漢方薬は病院などのに比べ、

 

①細胞が正常化するので不快感なく治る

②目的となる薬効がはっきりしないので、選薬(どの漢方薬を使うか?)が治療の雌雄を決定する

③治るのに時間がかかる

 

などといった特徴があるのです。

 

ここで患者さんにとっては①「異常な細胞が正常化し、不快感なく治る」のがとっても大事で、言葉を変えれば「異常な活動をする細胞を放置しない」というのが素晴らしいことなのです。(本来はこれが「治る」という意味だと思いますが…)

 

一方、治療者からみれば②「選薬が治療の雌雄を決定する」がとっても大事で、どんなによい処方でも、間違えて飲ませては意味がありません。

 

また同時に③「治るのに時間がかかる」ということは、「成分が体に入れ、スグに分解させて効かせる」のではなく、「成分が細胞に染み込み、それを幾度と繰り返すうちに細胞活動が正常化させ、自発的に治る」という漢方の特性を飲む方にしっかり理解していただくことが重要です。

 

「もう漢方なんて今の時代には合わない」なんていうこと耳にすることがありますが、このように治す仕組みが異なる以上、その意義を理解していれば全然そんなことはないんです。

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