冷えのぼせ、ほてり、不眠、耳鳴り更年期障害はエストロゲンという女性ホルモンの不足が原因ですよね。
このエストロゲンを役割とそれが低下して起きる症状に分けて並べますと、
「女性ホルモンの役割」
肌のハリ艶(つや)を維持、骨が溶けるのを予防、軟骨の生成、自律神経の安定、毛髪の維持、免疫の強化、血流の促進、内臓脂肪の消費促進、女性的な体型の維持 など
「女性ホルモン(エストロゲン)の低下が招く症状」
皮膚の衰え、骨密度の減少、軟骨が減りやすい、骨粗しょう症、変形性関節症、抜け毛、不眠、認知症リスク、肥満、動脈硬化、免疫の弱化、ホットフラッシュ(急なのぼせ、ほてり) など
更年期障害といえば具体的に苦痛を感じる症状ばかり注目されがちですが、
女性としてはやはり、お肌のハリ艶(つや)、シミ、シワなど美容的なことへの関心が高いと思います。
それでもエストロゲンを補充していればよいのか?というと半分イエスですが、半分ノーです。
その訳は、人工的に補充するエストロゲンには美容上の作用もあるのですが、多すぎればやはり不正出血や胸やお腹のハリなどの副作用や、筋腫や乳がん、血栓(血が固まる)などのリスクも捨てきれないからです。
一般的には、そこで考えられるのは「コラーゲン」や「プラセンタ」などの補給ですよね。
でもそれってあくまで材料を外から補給するだけなので問題の根底に対する対処にはなっていないのではないでしょうか?
そこで考えなければならないのは、「体内からの細胞機能からの若返り」です。もしそれができれば、「コラーゲン」でも「プラセンタ」でも美肌の材料としていい仕事をしてくれるようになります。
そしてその若返り策はズバリ、抗酸化と抗糖化です。
私の結論で言えば、
①細胞を元気にさせ細胞の抗酸化機能を向上させる。
ポリフェノールなど外から補う抗酸化なんて微々たるものなので、細胞レベルでの抗酸化のできるものを摂る。たとえばブロッコリースプラウトとかサプリなどでNrf2を活性化することです。
※Nrf2とは、Keap1-Nrf2という酸化ストレスを除去する細胞機能のことで、中年期以降この機能が低下し老化が急速に進みます。
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②抗糖化は口から入るものをコントロールする。
もちろんギムネマなど糖分吸収を抑える効果をうたうものがありますが、なにぶん、糖化は何年にもわたって体に入っていく糖分量により決まるので、何かでごまかすより、入る量をコントロールするほうが確実です。
こうした抗酸化と抗糖化は更年期以降、美容と健康を保つうえで実は一番大事な要素になるのです。とくに抗酸化対策の効果は、上手くやれば早く実感できるのでお肌だけでなく更年期障害の軽減と予防に大事な役割を果たしてくれます。
手前味噌ですが、この抗酸化と抗糖化、そしてスリーポイント、さらに活血をやっていれば、更年期障害対策、更年期の体の衰え対策としては、ほぼ間違いなく最強です。