更年期になると多くの方は血圧も少しずつ上がってきますよね。
今回はしくみについてをご説明します。
高血圧の原因は不明などといわれていますが、実はとんでもない話です。
漢方から考えればきちんと整理がつく話なんです。
医学の最先端の成分とか、漢方のナントカ権威とか、世間ではもてはやされていますが
そんなに遠くを見る必要はありませんので・・(笑)
原因を分類すればだいたい整理がつくんです。
血圧が上がるにはいくつかの要素があります。
それは大きくわけて二つ。それは、
①血管の問題
②血液の問題
です。
そしてさらに
①血管の問題では、①´「血管の収縮の問題」と①”「血管壁の問題」に分けられます
①「´血管の収縮の問題」では、自律神経が常に興奮状態にあると血管が縮みます。すると管が細くなるので血圧が上昇します。これはいわゆるはたきの問題ですね。また①”「血管壁の問題」これは老化により血管壁が硬化したりするなど管の拡張性が失われたり、内腔の幅が狭くなるので血圧が上昇します。こちらは構造の問題といえます。
それぞれ①´に関しては血管を拡張してあげる必要があります。病院で出される降圧剤のほとんどが血管を拡張させ血圧を下げるので、こちらに対応します。この現象を漢方では風邪(ふうじゃ)といい風を去る去風作用のある漢方薬に相当します。
また①”に関しては流れをスムースにすることで対応します。これは病院ではちょっと思いつきません。一方、漢方では欝傷(うつしょう)といい、いわゆる詰まっているので流れをスムースにする活血(かっけつ)を行います。また活性酸素による血管コラーゲン繊維の硬化もあるので十分な抗酸化をすればある程度は柔らかくなるでしょう。
次に②血液の問題なのですが、長くなったので次回にしますね・・