よくあるお話なのですが。
病院の薬と漢方薬の二つを比較し、「漢方薬がいいから病院の薬をや~めた!」と、それまで飲んでいた薬を急に止めてしまう方がいらっしゃいます。
当初は漢方薬の作用でご症状が改善したりしていても、やがて急に悪化してしまうことがあります。
子宮内膜症や筋腫におけるホルモン剤、高血圧における降圧剤、そして喘息やアトピーなどにおけるステロイド剤などによくあることです。
ステロイドなら「リバウンド」という言葉がありますが、降圧剤だってホルモン剤だって同じようなことが言えると思いますよ。
こういう場合、いろいろ焦ってしまうお気持ちもよくわかるのですが、「病院の薬を既に飲んでいる以上、体がその環境に慣れてしまっている」ので、たとえ漢方薬で治そうとするときでも最初は必ず併用するようにしてくださいね。
(オタネニンジン)
「漢方を飲んで最初は効いたものの、急に効かなくなった」なんていう方がいらしたとします。本当は、病院の薬を急に止めたことによるリバンド現象なのに「漢方なんて全然効かな~い!」と、あたかも漢方のせいにされてしまうケースもよくあることなのです。
そのようなわけで、あなたがもし漢方薬を飲み始めるとき、現在飲んでいる病院の薬を自己判断で急にやめるのはやめましょうね!
では「いつまで続けるの?」といわれれば、それは簡単な話です。
症状が改善し、お医者さんに相談すれば向こうから少しずつ減らしてくれますから‥。
「焦らずゆっくり」本当に治したいなら、実はこれが近道なんです。