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ホットフラッシュ 更年期障害

いただいたご相談から~急にカーッと熱くなり額から汗が‥~

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「45歳を過ぎた頃から急にカーッと熱くなり額から汗が出る感覚になりました。
症状は動いている時だけでなく、テーブルに座って家計簿をつけている時や、前かがみになって落ちたものを拾うときなどにも急に起こります。
外出先でも起こるので友人とランチをしている時に顔が熱くなり話に集中出来ませんでした。外出するのもイヤになりました。」

更年期の”のぼせ症状”は、年齢に関連することでもあり、女性としてはなかなか人には言えない症状ですよね。その分、ついつい人前で「でてくるのでは?」などと余計に緊張してしまうもので、それが更にストレスになる・・・といった悪循環になってしまいますよね。

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「最初は気のせいかと思っていたのですが、頻繁にカーッと熱くなるのでこれはおかしいと思い婦人科を受診しました。
婦人科でピルを勧められましたがピルはつわりの症状が出ると聞いたことがあったのでドクターにお願いして漢方をいただきました。漢方は効きめが遅く最初は効いている気がしませんでしたがだんだんと症状が落ち着いてきました。」

更年期障害の症状について事前に知っていればいいのですが、実はご症状があっても「ホットフラッシュ」という言葉すらご存知でない方も結構おられます。

あなたはどうですか?「ホットフラッシュ」というのはいわゆる一時的な「のぼせ」「顔の火照り(ほてり)」の症状で、顔や上半身にたくさん汗をかいてしまうことも多いです。

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ここでお医者さんに勧められた「ピル」というのは、低用量ピルのことで更年期障害の原因である女性ホルモン(エストロゲン)の低下をお薬で補うものです。

しかし、脳から見ると「妊娠した⁉」と錯覚させるため「つわり」などの症状が出てくることがあります。「ホルモン補充療法をするまでのつらさではない」とお医者さんに診断されたときに出されるようです。

 

「45歳を過ぎた頃から急にカーッと熱くなり・・・」

これを聞いたお医者さんとしては、”更年期障害用の漢方”というような扱いで

加味逍遙散(かみしょうようさん)、女神散(にょしんさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などのエキス剤が出されています。

ちなみに、加味逍遙散、女神散は「急にカーッと熱くなり・・」には有効ですが、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散などはあまり有効とはいえません。なぜなら桂枝茯苓丸、当帰芍薬散は熱を下げる漢方薬ではないからで~す。(当然ですよね!)

 

このようにご症状が比較的軽い場合はこのような対応でよいと思います。さらに「エクオールサプリ」など併用されることもおすすめします。(ただし、エクオール成分がたくさん入ったものを選んでくださいね)

 

個人的な意見で言えば、更年期障害はご病気ではありません。

「女性ホルモンの量が自然の摂理に基づいて減っていく」という体質の入れ替わり症状ですよね?(だからひどくなる前のなるべく初期のうちに手を打ちたいものです。)

そう考えれば、更年期障害の不快な症状は、その摂理をわかってあげれば、本来ならホルモン剤や入眠剤や安定剤などに頼ることなく、自然に改善できるものなのです。

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