いただいたご相談から。
「50歳を過ぎたころから、閉経に伴い、突然の発汗、心臓のドキドキ、疲れやすさ、気うつ、頭痛、倦怠感や不正出血などに悩まされる頻度が増え、体調を崩す事が多くなった為、かかりつけの病院で診察を受けた所、更年期障害を指摘されました。」
ご年齢と一連のご症状から更年期障害と診断されたのですね。
今までにないような感覚で体の変化を感じてしまうのはつらいですよね。
「何か改善できる薬がないかとも探しましたが、血栓症を患っていた為、漢方薬などを併用する事が出来ず、症状をひたすら耐えるしかない苦悩の日々が続いています。今のところ解決策が見つからない状態です。」
血栓症とは、何らかの原因で血管内に血の塊ができてしまう症状です。漢方薬が使えないということはないですよ。漢方には「活血」といって血流の流れをよくしていくやり方があります。むしろ、漢方をお使いになった方が予防でも治療でも好都合になります。ただ、こちらの方はお医者さんの方から慎重を要するため言われていたのでしょうね。
メールの内容を見る限り、更年期障害も、血栓症も漢方薬の方がいいと思います。
むしろホルモン補充療法などは副作用として血栓(血の塊)形成を促進する可能性が高く、できなかったり、慎重投与の対象になると思います。
このように漢方への認識不足によって、治療の正しい選択ができなくなる可能性があります。まずはそれぞれの専門家に聞いてみるのが一番です。