更年期障害
更年期障害の原因は「閉経によりエストロゲンという女性ホルモンが枯渇してしまうから」ですよね。
そしてその結果、脳が興奮していろいろな不調を起こすというものです。
もう少し具体的に言うと
①「ホルモン(エストロゲン)の枯渇」⇒②「脳・神経系の慢性的な興奮」⇒③「脳・神経系の一時的な興奮」というステップを踏んでいます。
ホルモンが枯渇したら脳が不足をキャッチし、興奮することで卵胞に刺激を与えようとします。しかしそれでも出ないので、一過性の過緊張を起こし更に刺激を与えようとします。それでも出ないからそれを繰り返す・・・・
といったものです。
では一般的な治療はどうでしょう?
①「ホルモン(エストロゲン)の枯渇」にはホルモン補充療法~人工の女性ホルモンを補充していくやり方です。
②「脳・神経系の慢性的な興奮」には補助的な薬物療法~眠れないときには入眠剤、気持ちがイライラしたり落ち込んだりしたら安定剤など。
③「脳・神経系の一時的な興奮」には病院での対応はなく、専ら加味逍遙散やエストロゲン類似作用を示すエクオールやイソフラボン健康食品が使われます。
それでも更年期の症状がひどくて治らないといった場合は何が考えられるでしょう?よくあるケースはホルモン療法や健康食品摂取をしていてもあまり効かず、または徐々に効かなくなってしまい困っておられる場合です。
ここで言えるのは①の「エストロゲンの枯渇」に対する効果が足りず、②と③の「脳の興奮」と「自律神経の興奮」を抑えられていないということです。
しかし、例えばその一方でより強いホルモン療法を行うとしたら嫌ですよね。また②や③の「脳や神経の興奮」といった現象にもうまく対応ができていればいいでのすが、多くはホルモンの補充と自律神経失調症といった分散したやり方になってしまうので効果が少なくなってしまいます。
つまり、ひどい更年期障害を改善するには、それを起こす体内の要因に系統的に対応できていないことが問題なのです。
そこで考えられるのが、各症状一つずつに分散した治療ではなく、系統を追いそれぞれに同時に対応するといった考え方です。
当店の行う「スリーポイントアプローチ」はそうした考えから行うものです。
スリーポイントアプローチとは? へ続く