女性の更年期障害って50歳前後の8割くらいの人にでます。更にそのうち2割は症状がひどくて困っています。
つまり、50歳前後の女性のうち
・更年期症状がひどい人20%
・あまりひどくはないが出る人60%
・出ていないか、感じない人20%
っていう感じです。(「日経ヘルス」より)
また症状に悩む期間は平均して5年位です。
50歳前後の女性の8割が悩む症状・・、これって病気とは言えないですよね。「体質の変化」と考えていいでしょう。
このようなことは多くの方がご存知だと思います。
そこで、更年期障害は「病気でない」とわかっているから「我慢するもの」なんて考えておられる方も多いです。
「病気でないから治さない」というのも飛躍していますが、
「病気でもないのに病院でホルモン剤を打つ」というのも無茶な話です。ホルモン剤は症状がかるければ効きますが、重いと効きません。また、副作用や筋腫の悪化が怖いなんていうデメリットもあります。
では何をするか?
ここで漢方の話になるのです。それもしっかりと効かせること。
先ほどでいえば20%の症状がひどい方が適します。
私は漢方屋なので更年期障害も漢方で治すことを提唱していますが、それでも厳密には「治す」というより「快適さを維持する」という感じがいいと思います。
更年期障害のひどい症状が、本来なら5年続くものが、漢方を使えば1~2年、それもごくごく軽い症状で終わってしまう。こんなイメージでいいと思います。