46歳・最大が15cm以上の多発性子宮筋腫の方
🌿 15cm以上の筋腫をはじめ、数十個の筋腫があった46歳の方の症例です。
46歳、身長163cm・体重55kg。
下腹部には15cm以上の大きな漿膜下筋腫をはじめ、数十個の筋腫があり、約6年かけて徐々に大きくなっていました。
腹部の張りが強く、筋腫による圧迫から腰痛もひどくなっていました。月経は順調でしたが、ご本人は、
「これ以上大きくなるのが心配なので、できるだけ小さくしたい」
と希望されました。
📌 多発性筋腫を「全体」として考える
病院では15cm以上の筋腫と、そのほかにも多数の筋腫があると診断されていました。
当薬局では、このような場合、一つひとつの筋腫を個々に見るだけではなく、多数の筋腫が集まり、腹部全体では30cm程度の大きな塊のような状態になっていると考えます。
46歳では閉経までまだ数年あります。そのため閉経を待つだけではなく、早い段階から筋腫を小さくしていくことを重視して漢方を組み立てました。

🌸 漢方を始めてからの経過
服用1か月頃
圧迫が減り腰痛が軽くなりました。
2か月頃
腰痛はさらに楽になりました。ただし、この時点では筋腫の大きさに大きな変化はご自身は感じておられませんでした。
4〜5か月頃
腹部の筋腫が以前より小さく感じられるようになり、ご本人からは「筋腫が動くようになった」とのお話がありました。これは筋腫が小さくなり空間ができると起きる現象です。
7か月頃
全体としてかなり小さくなり、硬かった腹部も柔らかくなりました。
ご本人も、
「小さくなって、奥に引っ込んだ感じがする」
と話され、腰痛などの症状も解消しました。
💡 この症例から分かること
多発性子宮筋腫では、一番大きな筋腫が何cmあるかだけを見るのではなく、筋腫全体が腹部や腰にどのような影響を与えているかを見ることも大切です。
特に大きな筋腫が複数ある場合には、腹部の張りや腰痛、圧迫感など、日常生活への影響も含めて経過を見ていきます。
※この症例は一例であり、経過には個人差があります。漢方服用中も婦人科での定期検査を続けてください。
執筆・監修:貴島篤彦
薬剤師/スコヤカ薬局代表
子宮筋腫を中心に漢方相談に従事

